007/美しき獲物たち

A VIEW TO A KILL(1985年/イギリス)

 

監督 ジョン・グレン

出演 ロジャー・ムーア(ジェームズ・ボンド)
   タニア・ロバーツ(ステイシー・サットン)
   クリストファー・ウォーケン(ゾーリン)

   ドルフ・ラングレン(ベンツ)
   ウォルター・ゴーテル(ゴーゴル)/他

解説

シリーズ第14弾。ロジャー・ムーア=ボンド最終作。ボンド映画には、欠かせないスキーチェイス。この作品でもオープニングから壮絶なスキーバトルが展開。だが、『私を愛したスパイ』『ユア・アイズ・オンリー』などと比べると、若干テンポが悪い気がします。突然らしくないビーチボーイズの「カルフォルニア・ガールズ」がBGMで流れたり・・・(ちなみに「カリフォルニアガールズ」は、『ナイトライダー』第14回でもBGMとして使用されています。)。監督は、次作『リビング・デイ・ライツ』も続投したジョン・グレンで、サンフランシスコ・シリコンバレーを舞台に繰り広げられる本作は、豪壮なムードで高級感の漂せている反面、今までのムーア=ボンド作品と比べるとボンドのユニークな会話やシャレっけが薄くなり、テンポもいささか悪い気がします。しかしアクションの方は今回もスバ抜けていて、ボンドとゾーリンの障害物競馬は、ユニークな仕掛けがたくさんあったり、消防車を使ったカーチェイスでは、ボンドがはしごにぶら下がり、大逃走劇を繰り広げ、ラストのゴールデンゲートブリッジでの、飛行船に乗るゾーリンとの格闘は見ごたえあります。敵役ゾーリン役の『ディア・ハンター』『パルプ・フィクション』など印象的な役柄を演じてきたクリストファー・ウォーケン。エッフェル塔からダイビングした鉄女メイデイは、『私を愛したスパイ』のジョーズと並ぶ強烈なキャラクターで、彼女を見ていると『サンダーアーム』に出てきたムキムキマンの4人組の女達を連想してしまいます・・・。タニア・ロバーツは、テレビシリーズ『チャーリーズ・エンジェル』で人気を得た女優さんとか。

同じくシリコンバレーを舞台にしたテレビ映画に『ナイトライダー1/電子頭脳スーパーカー』があります。また、サンフランシスコの坂でカーチェイスを繰り広げる映画に『ナイトライダー5』、『ブリット』、『ザ・ロック』などがあります。

 

ストーリー

イギリスで開発された最新型の軍事防衛用マイクロ・チップがKGBの手に渡った。その裏に、世界最先端のエレクトロニクス産業のゾーリンが関わっていることを知ったボンドは、富豪を装い、競馬場で自分の馬を使い、大儲けをしているゾーリン達の偵察に向かう。

 

ドクター・ノオ ロシアより愛をこめて ゴールド・フィンガー サンダーボール作戦

007は二度死ぬ

女王陛下の007 ダイヤモンドは永遠に 死ぬのは奴らだ
黄金銃を持つ男 私を愛したスパイ ムーンレイカー ユア・アイズ・オンリー
オクトパシー 美しき獲物たち リビング・デイ・ライツ 消されたライセンス
ゴールデン・アイ トゥモロー・ネバー・ダイ ワールド・イズ・ノット・イナフ ダイ・アナザー・デイ
カジノロワイヤル 慰めの報酬    

 

MENU HOME